ZIPPO部屋 USA REG #204 Solid Brass

1983年

1984年前期

1984年後期

トピックス①

専用の黒金箱に入って発売（左上）。この箱のデザインはSolid BrassのZIPPO（上）だけでなく、#200にも使われた（下）。又、1982年のコメモ箱に「BRASS LIGHTER」のシールを貼って売られていたものもあった（左下）。

1981年製

1982年製

　　　1983年製

ZIPPO社創業50周年モデルが発売された翌年の1983年、そのモデル特性（ブラス地でフラットボトム）を継承したモデルとして発売された。

発売年の1983年と同様、細いタイプのZippoロゴが引き続き使われた。®マークがない。SOLID BRASSの文字位置が少し左に移動。

Zippoロゴが#200と同様の太いタイプへ変更。®マークがある。
（1984年前期と後期の比較／上が前期、下が後期）

1985年

1986年

1987年

トピックス②

Solid Brassには、仕上げの違い（ブラッシュ仕上げ・鏡面仕上げ）とSOLID BRASS刻印の有無により、4種類（#204、#204B、#254、#254B）の定番品があり、いずれもブラス地＆フラットボトムであることが特徴。
　　#204：ブラッシュ仕上げ＆SOLID BRASS刻印あり
　　#254：鏡面仕上げ＆SOLID BRASS刻印あり
　　#204B：ブラッシュ仕上げ＆SOLID BRASS刻印なし
　　#254B：鏡面仕上げ＆SOLID BRASS刻印なし
また、1992年6月までは製造年刻印が他のモデルとは異なる「1932 Zippo 19**」という西暦表示だったことも特徴の１つだった。しかし、企業が発注したものや一部のSolid Brassにはそれらの特徴を持たないものがある。
下のZIPPOはリッドに「SOLID BRASS」の刻印がある発売初年度の#254だが、ボトム形状はキャンドボトムで製造年刻印もレギュラーモデルと同じバックスラッシュが使われている。（トピックス③へ）

SOLID BRASSの文字位置が少し右下に移動。1992年頃まではSOLID BRASSの文字位置はやや右寄りで、年により微妙に位置が違う。

SOLID BRASSの文字位置が少し左上に移動。

1988年

1989年

1990年

1991年前期

1991年後期

1992年前期

SOLID BRASSの文字位置が少し左に移動し、ほぼ中央になった。

“MADE IN U.S.A.”がボトム刻印に追加された。又、Zippoロゴが変更、“1932”の文字サイズが小さくなった。

SOLID BRASSの文字位置が更に左に移動し、完全にセンタリングされた。

1992年後期

1993年

1994年

1995年

1996年

1997年

Solid Brass独自の刻印パターン（1932 Zippo 19**）から他のZIPPOと同じ刻印パターンへ変更（#200FBと同じ刻印）された。SOLID BRASSの文字は縦長に。　

SOLID BRASSのフォントが変更。

ボトム刻印が変更（Zippoロゴが太くなり、®マークは小さくなった。又、BRADFORD～U.S.A.の刻印幅が狭くなった）。

1998年

1999年

2000年前期

2000年後期

2001年

2002年

SOLID BRASSの文字位置が少し下がった。

SOLID BRASSの文字が縦長に（1992年後期～1993年のものと同じ）。

「2000」と「ⅩＶＩ」が一緒に刻印されるミレニアム刻印に変更。　

製造年刻印が西暦下二桁の表示へ変更。BRADFORD～U.S.A.のフォントが変更。

2003年

【2003年エラー？】

トピックス③

右は「ZIPPO Advertising Lighters:Cars&Trucks」の表紙に掲載されている1990年製ZIPPOだが、これもキャンドボトムで通常の製造年刻印（ローマ数字）が打たれたSolid Brassである。
下のマールボロのキャンペーンモデルもブラス地でありながらキャンドボトムとなっている。SOLID BRASSの刻印はないが、付属シートの「SOLID BRASS」の印字が裏面に転写されてしまっていることからもSolid Brassであることが分かる。

しかし、【2003年エラー？】として記載した左のZIPPOは、リッドに「SOLID BRASS」の刻印があるプレーンな定番品であるにも関わらずキャンドボトムであり、恐らくエラー品と思われる。
尚、#200Gや#250GといったGold Platedモデル（金メッキモデル）はブラス色にも見えるキャンドボトムモデルなので、一見するとSolid Brass（#204B、#254B）のキャンドボトムと間違えやすいので要注意。
（参考1：#204と#200G①、②　　参考2：#254と#250G①、②）